
陰部ににオイルを塗る?
そんなことして本当に意味があるの?
5年前、私がひどいPMSで精神的におかしくなってしまっていた頃です。
どうしたらこのPMSは良くなるのか・・・
たくさん検索しては良さそうなものを試してきました。
そんな中で検索の先に出てきた「腟ケア」「フェムケア」
PMSにフェムケア?
オイルを塗る?????
全然繋がりが見えなくて「ハテナ?」が飛んだのを今でもよく覚えています。
それから5年経って、今では看護師の傍らフェムケア専門家のお仕事をしているあいです。
今日は「陰部にオイルを塗る効果」を、専門家の視点から解説していきまっす。
陰部にオイルを塗る3つの効果
① 血流を促し、巡りを整える
陰部は体の中でもとても血管が豊富な場所。そして上半身と下半身をつなぐ場所。
オイルを塗ってやさしくなじませることで、冷えや滞りがやわらぎ、血流が促進されます。
特に骨盤内の血流がダイレクトに良くなる。そうすると、骨盤内に位置する子宮、卵巣の血流も良くなり、その結果、生理痛・PMS・むくみの軽減にもつながるのです。
すごくない?
② 乾燥を防ぎ、バリア機能を守る
顔や手と同じように、陰部の皮膚や粘膜も乾燥します。
特に30代以降はホルモンバランスの変化によって、陰部の潤いを保ちにくくなるため、フェムケアオイルで保湿してあげることで、かゆみ・黒ずみ・ヒリつきの予防になります。
顔や手にはクリームを塗って乾燥対策してきましたよね?
陰部にも同じように対策をしてあげましょう。
③ 自分の体に意識を向ける“マインドケア”効果
フェムケアの魅力は、身体的な効果だけではありません。
オイルを塗る時間は、「自分の体とつながる時間」でもあります。
「生理が来る前の違和感」「今日の調子はどう?」と感じ取れるようになり、PMSの予防にもつながります。
だからぜひ、ながらや適当にフェムケアの時間を過ごさないでほしいのです。
実際にここふぇむでフェムケアを実践してくださっているメンバーさんを見ていても、オイルケアの時間を「どんな気持ちで過ごしてるか」によって、変化に違いがあるなあと実感しています。
ゆったりと自分を愛する5分間を過ごしてね。
おすすめのオイルと使い方
アーユルヴェーダで使われるオイルは、セサミオイル・ホホバオイル・ココナッツオイルなどの天然オイルが基本です。
その中でフェムケアに断然おすすめなのはセサミオイル。
添加物や香料が入っていないものを選びましょう。
使用タイミング
- お風呂前(入浴で温める前に塗るのがおすすめ)
- 生理中以外は腟の中まで
- 夜のリラックスタイム
塗り方は、こちらの記事で紹介しています↓
FAQ|よくある質問
Q1. 塗ったあとに洗い流した方がいい?
A. 基本的にはそのままなじませてOKです。
お風呂前に塗ると、そのまま入浴すればお湯で自然にオフできます。クレンジング効果のためにも入浴前に塗って、入浴でオイルを流すのが私流です。
Q2. 生理中でも使えますか?
A. はい、使えます。ただし量は控えめに。
生理中の蒸れやかゆみを防ぐ目的で、外側にうすくなじませましょう。
Q3. 塗るときに痛みを感じる場合は?
A. 皮膚が敏感な状態の可能性があります。刺激の少ないオイルに変えるか、皮膚科で相談を。
まとめ
陰部にオイルを塗ることは、見た目のケアだけでなく、ホルモンバランスやPMSにも関わる「体のめぐりを整えるケア」。
たった5分の習慣が、あなたの毎日を整えてくれますよ。
毎日のフェムケアを、正しく・心地よく続けていくために。



