ここふぇむ講座

ピルをやめたいと思ったときに、不安が出てくる理由

ここ最近、ここふぇむのメンバーさんとのやりとりの中で、 改めて考えさせられることがありました。

ここふぇむでは、週に一度、 「この1週間で取り組むこと」をLINEで一緒に確認し、 その翌週に、

  • 実際にできたかどうか
  • やってみて何を感じたか
  • 体や気持ちにどんな変化があったか

そんな振り返りを重ねながらサポートをしています。

「ピルをやめたい」と思った途端に出てくる不安

あるメンバーさんは、10代の頃から日常生活に支障が出るほど生理痛が重く、 15年近くピルを飲み続けてきました

これからの体のことを考えて、 「いつかはピルをやめたい」 そう思って、ここふぇむに来てくれた方です。

そんな中で、ふとこんな気持ちを教えてくれました。

ピルをやめることを考え始めたら、 急に不安になってきた。

この感覚、 決して特別なものではないと思っています。

ピルをやめることに不安が出るのは、弱いからではない

長い間、ピルという形で 体のバランスを保ってきたなら、 やめることに不安が出るのは、むしろ自然です。

体がどうなるかわからない。

痛みが戻ったらどうしよう。

今の生活が崩れたらどうしよう。

こうした不安は、 「ちゃんと自分の体を考えている証拠」でもありますよね。

だから私は、 不安が出てきたこと自体を 悪いものだとは思っていません。

ピルをやめるのに不安がある=ピルをやめないほうがいい、ではない

ただ一つ、 ここで切り分けて考えたいことがあります。

それは、 不安があることと、やめないほうがいいことは別 ということ。

ここふぇむでお伝えしているのは、 「気合でピルをやめる」ことではありません。

やめたあとに体が揺れる可能性も含めて、 その揺れに振り回されにくい体の土台をつくっていくこと

「ピルをやめても揺れない体」、ではなく「揺れても戻れる体」

医学的に見ても、 ピルをやめたあとに 多少の変化や違和感が出ることは珍しくありません。

大事なのは、 その変化を「失敗」や「異常」と決めつけずに、 落ち着いて受け取れる状態かどうか。

ここふぇむでは、 腟ケアやアーユルヴェーダを通して、 体の感覚を取り戻すことを大切にしています。

そうやって土台が整ってくると、 不安がゼロにならなくても、 一歩ずつ前に進めるようになっていきます。

ピルをやめる・やめないは、自分で選べる

ピルをやめることが正解、 続けることが不正解、 そんな単純な話ではありません。

ただ、 「やめたい」と思ったときに、 選択肢として本当に選べる状態かどうか。

そのための準備をしているかどうかで、 感じる不安の質は変わってきます。

今回のやりとりを通して、 あらためてここふぇむが目指しているのは、症状を消すことではなく、 自分の体と対話しながら選択できる力を取り戻すことなんだと感じました。

フェムケア専門家としての愛を語っています

  • この記事を書いた人

草野あい

PMSフェムケア専門家/看護師17年

生理前でも「鬼ママ」から「優しいママ」になるためのフェムケア

看護師として17年間、体も心も限界まで頑張る女性を見てきました。
そして私自身も、33歳で重度のPMSを患い、苦しんだ過去があります。
PMSは「我慢するもの」でも
「体質だから仕方ない」ものでもありません。

腟ケアとアーユルヴェーダで、
忙しいワーキングマザーが
自分を取り戻すための
セルフケアをお伝えしています。

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