生理前でも「鬼ママ」から「優しいママ」になれるフェムケア
「ここふぇむ」を主宰しています、元看護師のあいです。
先に言っときます。
今日は思いのままつらつら書くので長いしまとまりがありませんw
お付き合いできる方はどうぞ読み進めてくださいー
「怒る」指導から「怒らない」指導へ
私が看護学生だった頃、病院実習はとにかく「地獄」でした。
こわーい臨床指導者とその他病棟の看護師さんたちに
怒られ、睨まれ、邪魔者扱いされながら
肩身の狭ーい思いで長い時には4週間も同じ病棟に毎日行かなければならない・・・
実習開始時、お昼休憩に入る時、戻った時、実習終了時には
ナースステーションで実習生が横一列に並んで挨拶をしますが、
だーれも反応してくれません。
むしろ雑多で狭いステーション内に5人も6人も実習生がズラッと並んでて邪魔!
私も泣きながらレポートを書いたことがありますし、
老年看護実習の時にはストレスで
人生最長の11日便秘にもなりました。
受け持ち患者さんのベッドサイドにいる時間が一息つける唯一の時間だったなあ・・・

そんな鬼指導も時を経て、現代の実習はとーっても優しいらしいですね。
「怒らない、褒める」が基本!!
怒ると実習生が来なくなっちゃうから・・・
という理由らしいですが・・・
時代は「怒らない」育児
看護実習の世界だけでなく、
近年は
「怒らない育児」
「認める」「包む」
そんな育児法が主流ですよね。
本屋にもそんな育児本が並んでますし、テレビでもよくそんな特集が組まれていますね。
ある男性ブロガーさんとの出会い
私もね、娘がまだ3歳、息子が生まれたばかりの頃に
育児に悩んでWeb検索し、ヒットしたブログを読んで
「怒らない、褒める、認める」育児を頑張ろう!と思っていた時期がありました。
そのブログを書いている人は男性です。
自身が子供の頃は厳しい父親に育てられ、思春期になる頃にはその父親に強く反発するようになったそうです。
生活も荒れ果て、警察にもお世話になるような学生だった。
そんな著者は就職して出会った一人の上司の影響で、大きく昇進します。
上司は著者を認め、褒める指導をしてくれた。そのおかげで自己肯定感や自信に繋がり、仕事でも成果を出すことができたのだとか。
その上司の関わり方を、そのまま、自身のお子様にも行ったのだそうです。
結果、子供たちはみんな、超難関大学にも現役合格し、とても良い子に育ったのだそうです。
その方のブログにはたくさんの事例とそのアンサーが書かれています。
例えば、
「親の財布からお金を盗んだ子どもにどう話をしたらいい?」
「約束を守れない子どもに対する声かけは?」
「下の子が生まれて、上の子を可愛いと思えない」
など、こんなお悩みに対し、著者が具体的な声掛け、関わり方を説明しています。
私にとってそのブログはまさしく私の求めていた育児本!!!!
毎日にようにそのブログを読み漁り、
「私もこうやって子育てをしていこう^ ^」
と思ったものです。
しかし、私には結局、怒らない育児を実践することはできませんでした。

「怒らない育児」に縛られていた
「怒らないように、怒らないように・・・」
そうやって我慢して抑えれば抑えるほど、
我慢の限界を迎え、大爆発を起こしてものすごい形相で怒鳴り散らしてました。
「怒らない育児なんて私には無理!!」
といつしかそのブログを読むこともやめてしまいました。
今、私は我慢するわけでもなく
「怒らないようにしよう」と意識するわけでもなく子育てをしています。
そして怒鳴り散らすこともなく、まあとにかく穏やかに日々楽しく子どもとの時間を過ごせています。
アーユルヴェーダを学び、実践している今、
あのブログを読んでいた頃を思い出すと思うのです。
私は「怒らない育児」に縛られていたなあと。
「怒らない母親」が正で
「怒鳴る母親」は悪
そう決めつけていた。
私の育児を変えたのは間違いなくアーユルヴェーダ
今は、別に怒ることもいいじゃない、普通でしょ。
って思う。
人間なんだから、感情の揺れがあって当たり前だし、笑ったり泣いたり怒ったり、それが人間らしい魅力でもあると思う。
そしてね、こんなに穏やかに育児ができているのも間違いなくアーユルヴェーダのおかげさま。
自分を整え、満たす
まずは自分を整えたことで、体力にも心にも余裕が生まれた。
自律神経もホルモンバランスも整い、生理周期に振り回されることもなくなって、イライラすることが本当になくなった。
自分から溢れた分の幸せを家族に渡しているから、自分が枯渇することはない。だから気持ちの余裕を持って育児ができている。

生まれ持った個性を見る
もう一つが、アーユルヴェーダの体質理論で子供たちと関わっていること。
小5の息子は落ち着きがない、忘れ物が多い
でも、足は学校で一番早いし、覚えるのも早い。男子からも女子からもモテる人気者。
中2の娘はとにかく行動が遅い、引っ込み思案で競争が嫌い
でも、いつもニコニコしていて周りを癒す力があるし、与えられた課題やお手伝いは丁寧に確実に実行する力がある。
忘れ物の多い息子にも、かっこいいところがあって、
競争が嫌いな娘に向上心がない!とイライラしていたけど、頼れるところがあって。
それぞれの長所も短所も全て体質のせいなんだと理解してからは、全てが個性で欠点なんて何もないと思えるようになった。
そしたら「なんでこんなことのできないの!」とイライラすることもなくなった。
私と子供たちは全く別の人間なんだから、私が思うように、望んだまま育つわけない。
そのままがいい、そのまんまを愛せるようになりました。

3人の後ろ姿・・・これしかなかったー!
本当の育児の在り方
本当の育児の在り方ってこれだなって最近思うのです。
まずは
お母さん自身の心も体も整え、幸せで満たすこと
そして
子供の体質そのまんまを理解すること
これができれば、育児の正解なんてないし、子育て本に頼る必要もないと思う。
長くなりましたが、私の考える本当の育児はこれ。
誰にでもできることだよ。
子どもが子どものうちにそうなりたいよね。