PMSから解放されるためのセルフケア PMSがひどかった頃

ヨガの思想からPMS期を振り返る〜「識別の力」で気持ちがラクに〜

こんにちは。

看護師を辞めて、PMSフェムケア専門家として活動しているあいです。

今回は、「ヨガの考え方を取り入れてPMSと向き合う」というお話。

私がPMSに悩まされていた頃、何が一番辛かったか?

一番は人間関係だったと思います。

私の場合、イライラや感情をぶつけるのは家族のみ

友人や職場の同僚とは普段と変わらず接することができていました。

子どもを朝から晩まで怒鳴りつけ、言うこと聞いてくれないとしくしく泣いたり。

旦那さんのやることなすこと文句を言い、しまいには過去のことまで引っ張り出して責め立て、

怒る、泣き叫ぶ、物投げる・・・

と、まあ自分でも収拾つけられないような感情に振り回されていたんですね。

一番大切なはずの家族を傷つけたり、悲しませたり迷惑をかけてしまうのが申し訳なくて。

そして自分も大切にしてもらいたくて

仲良し家族で幸せな穏やかな日常を過ごしたいのに全然できない。

そこが何よりもつらくて何とかしたいと思い、数年前にアーユルヴェーダのスクールに通いました。

今では、私が開講している「ここふぇむ」講座の軸になっているアーユルヴェーダですが、私の人生の軸そのものにもなっています。

そのスクールで、少しだけヨガの哲学についても学ばせていただきました。

そこで知ったのが「識別の力」という考え方。

望んでいた穏やかな日常を手に入れた今、PMS時代を振り返ってみると、

この「識別の力」が、PMSを乗り越える大きなヒントになったなあと思うのです。

ヨガの教え「識別の力」とは?

ヨガの哲学では、この世界は解明されていないことだらけと考えます。

わかっていることはほんの一部で、私たちは「よくわからない宇宙の中で生きている。」

だからこそ、時にはどうしようもないことが起きたり、自分がコントロールできないことに直面することもあります。

そこで大切なのが「識別の力」

これは、

✅ 自分の担当(コントロールできること)

✅ 自分の担当外(コントロールできないこと)

明確にする力のことです。

さらに、アーユルヴェーダスクールの講師であり、私の師匠がよく話していることが、

「諦める」=「境界線を明らかにする」という話。

私はこの考えが大好きです。

つまり、自分がコントロールできることだけに集中し、コントロールできないことは手放すということです。

「諦める」ことって全然ネガティブなことじゃない。

むしろ、コントロールできないことに時間や思考を囚われているのってすごくもったいないこと。

「諦める」ことを知れば、有限である時間をいくらでも豊かに充実したものにできると思いませんか?

ヨガの思想でPMSを振り返る画像

PMSがつらかった頃の私の考え方

では、PMSが酷かった頃の私はどうだったかというと…

• 「なんで私ばっかりこんなにつらい思いをしなきゃいけないの?」

• 「家族がPMSのつらさをわかってくれない!ひどい!」

• 「子どものためを思って言ってるのに、なんでめんどくさそうにするの?」

こんな風に、全部周りのせいにして、うじうじしていました。

今思えば、これはまさに「識別の力」が足りていなかった状態だなあと思うのです。

私が起こしたアクションに対して、相手がどう受け取るか、相手の反応はコントロールできないことなんですよね。

私が思っているままに伝わることは不可能。

相手には相手の解釈の仕方や捉え方がありますから。

なのに、私はそれを変えようと、コントロールしようとしていたんですよね。

だから辛かった。

分かってくれない、あれしてくれない、これしてくれないって

相手が変わることばかり求めていたんですよ。

自分のコントロールできない、担当外のところばかりに囚われていたんですね。

ヨガの思想でPMS期を振り返る画像

ヨガの考えを取り入れたら、PMSのつらさが変わった!

でも、「識別の力」を知ってから、私の考え方は大きく変わりました。

例えば、PMSでイライラして家族とぶつかったとき。

以前なら、「わかってくれない家族が悪い!」と思っていましたが、

今は、

私はちゃんと思いを伝えられたかな?

相手が分かるような伝え方ができたかな?」

相手にどうして欲しいじゃない。

私はどうしたいかな?と、

自分の行動や思いにフォーカスするようになりました。

そして今では、PMSでつらかった過去も、

「私を成長させるために必要な経験だった」と思えるようになりました。

PMSを乗り越えるために、薬からセルフケアまでたくさんの方法を試しました。

あれもダメ、これもダメ、それもダメ。

それでも諦めずに、「じゃあ次これは?」「これは?」「こっちは?」と失敗をし続けた

その結果、腟ケアとアーユルヴェーダに出会い、人生が変わったんです。

PMSで苦しかった時間は、失敗してきた経験は、ネガティブなものではありません。

あの時間がなければ、今こうやって穏やかな時間は流れていないだろうし、

最悪、この最愛の家族を失っていたかもしれないです。

そして、こうやってこの記事を読んでくださっているあなたにも、出会うことはなかったでしょう。

そう考えたら

PMSで辛かったあの経験に感謝の気持ちすら湧いてきます。

PMSで悩むあなたへ伝えたいこと

もし今、

• PMSが原因で、家族や周りと衝突してしまう

• PMSのせいで気持ちが落ち込む、感情のコントロールができない

• 周りがPMSのつらさを理解してくれなくて悲しい

こんなふうに悩んでいるなら、「識別の力」を意識してみてください。

✅ PMSの症状はコントロールできないこと。でも、どうケアするかはコントロールできること。

✅ 家族がどう受け止めるかはコントロールできないこと。でも、自分の気持ちをどう伝えるかはコントロールできること。

自分のコントロールできることに集中するだけで、心がぐっとラクになりますよ。

PMSに振り回されるのではなく、PMSを通して自分を成長させるチャンスだと考えてみませんか?

ヨガの思想でPMS期を振り返る画像

PMSを前向きに乗り越えるために

PMSは本当につらいですよね。

PMSが原因で喧嘩したり、家庭内の雰囲気が悪くなったり。

「分かってほしい」と思うのは当たり前のことだと思います。

そんな時こそ、「識別の力」を思い出してね。

コントロールできることに集中してみてください。

私もヨガに関してはまだまだ学びの途中です。

(アーユルヴェーダも生涯かけて学びながら実践し続けます!)

またヨガの学びから伝えたいことが溢れたらシェアさせていただきますね^ ^

ぜひ、あなたもPMSと上手に付き合うための一歩を踏み出してみてくださいね。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました♡

  • この記事を書いた人

草野あい

生理の不調に悩む貴女のためのセルフケア 腟ケア×アーユルヴェーダで自分も家族も幸せに

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