生理前のイライラ…なぜこんなに感情が乱れるの?
「生理前になると、些細なことでイライラ。子どもを怒鳴りつけてしまう…」
「自分ではコントロールできない怒りに振り回されて、いつも夫婦喧嘩に…」
こうした症状に悩んでいる女性は多いですよね。
生理前のイライラには、ホルモンの影響だけでなく、体質や生活習慣も関係しています。
まずは、生理前にイライラしやすくなる原因を見ていきましょう。
ホルモンバランスと生理前のイライラの関係
生理周期は、女性ホルモンである**「エストロゲン」と「プロゲステロン」**のバランスによって変化します。
排卵後に訪れる「黄体期」がポイント
生理前(黄体期)になると、エストロゲンが減少し、プロゲステロンが優位になります。
この変化により、以下のような影響が出ることがあります。
• 脳内のセロトニン(幸せホルモン)が減る → 気分が落ち込みやすくなる
• 自律神経が乱れやすくなる → イライラやストレスを感じやすくなる
• 血糖値が不安定になりやすい → 甘いものが欲しくなったり、集中力が低下
特に、セロトニンの減少はイライラや不安感を増幅させる原因になります。
アーユルヴェーダの視点|生理前のイライラはピッタドーシャの過剰?
アーユルヴェーダでは、私たちの体質や心の状態は**「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」**という3つのエネルギー(ドーシャ)によって決まると考えられています。
生理前にイライラが強くなる人は、ピッタドーシャが過剰になっている可能性があります。
では、ピッタドーシャとは何なのか? どうして過剰になるのか? そして、どうすればバランスを整えられるのか? 詳しく見ていきましょう。
ピッタドーシャとは?
ピッタドーシャは、「火」と「水」のエネルギーを持つドーシャで、主に以下のような特徴があります。
• 消化や代謝を司る → 体温調整や食べたもののエネルギー変換に関与
• 知性や判断力を高める → 冷静な思考や計画性に優れる
• 情熱的で行動力がある → 目標に向かって努力するのが得意
ピッタがバランスよく働いていると、頭の回転が速く、決断力があり、エネルギッシュな状態です。
しかし、ピッタが過剰になると、「熱」が強くなりすぎて、攻撃的・短気・怒りっぽくなるといった影響が出てきます。
ピッタドーシャを過剰にさせる要因とは?
生理前にピッタドーシャが過剰になる原因として、以下のような要因が考えられます。
1. ホルモンバランスの変化
生理前の黄体期には、プロゲステロンが増える一方で、エストロゲンが減少します。
エストロゲンには**「セロトニンを増やす働き」があるため、減少すると精神的に不安定になりやすくなります。**
この不安定な状態が、ピッタの「怒り」「攻撃性」を刺激し、イライラを強めることがあります。
2. ストレスやプレッシャー
ピッタ体質の人は、完璧主義で頑張りすぎる傾向があります。
• 仕事や家事で「もっとやらなきゃ」と無理をする
• 予定通りに進まないとイライラする
• 人に頼るのが苦手で、ストレスを溜め込みがち
このような状況が続くと、ピッタがどんどん高まり、生理前のイライラが悪化してしまいます。
3. 食生活の乱れ(ピッタを増やす食べ物)
ピッタドーシャは、「辛い・酸っぱい・塩辛い」食べ物によって増加しやすくなります。
ピッタを増やす食べ物
• 辛いもの(唐辛子、スパイスの強いカレー)
• 酸っぱいもの(梅干し、酢の物)
• 塩辛いもの(スナック菓子、加工食品)
• カフェイン(コーヒー、エナジードリンク)
• アルコール(特にワインやビール)
これらを摂りすぎると、体内の「火のエネルギー」が高まり、イライラや興奮しやすい状態になります。
私は、お酒を飲むと翌日イライラがとまりません^^;
4. 睡眠不足や夜更かし
ピッタのエネルギーは、夜22時〜2時の間に活発になります。
この時間帯に夜更かしをすると、ピッタがさらに高まり、
翌日「なんだかイライラする…」という状態に。
ピッタドーシャを鎮める対策
ピッタドーシャが過剰になっていると感じたら、「クールダウン」と「リラックス」を意識してみましょう。
1. 食事でピッタを鎮める
ピッタを鎮める食材
• 甘みのあるもの(バナナ、デーツ、ココナッツミルク)
• 苦味のある野菜(ゴーヤ、ケール)
• 冷やす食材(きゅうり、セロリ)
• ミントやカモミールのハーブティー
特に、ミントティーやカモミールティーは心を落ち着ける作用があり、生理前のイライラに効果的です。

2. リラックスする習慣を取り入れる
・ 深呼吸や瞑想をする(朝や寝る前に3分だけでもOK)
• ぬるめのお風呂にゆっくり入る
これらの方法は、ピッタの「熱」を鎮め、心を穏やかにするのに役立ちます。

3. 運動は軽めに、無理をしない
ピッタタイプの人は、アクティブな運動が好きな傾向がありますが、生理前は激しい運動よりも、ヨガやストレッチなどの「ゆったりとした動き」を取り入れるのが◎。
特に、**「月の礼拝(ヨガ)」**などの穏やかな動きは、ピッタの鎮静に効果的です。

どうしても辛いときは受診や薬の活用も
セルフケアをしても、症状が和らいでくるまで時間がかかる場合もあります。セルフケアに即効性はあまりないこともありますからね。
症状が強くて辛い、日常生活に支障をきたしている…そんな場合は、婦人科で相談するのもひとつの手です。
婦人科でPMSによく処方されるお薬は、
• 漢方薬(加味逍遥散、当帰芍薬散など) → 体質改善をサポート
• 低用量ピル → 女性ホルモンの分泌をコントロールする
などがあります。
ただし、薬は根本的な原因を取り除くわけではありません。
PMSにならない体にしていくためには、セルフケアも並行して行うことがとても大切です。
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